並行輸入車の”あるある問題” ~インポート店ブログ~
そんなわけで日本がスペインに勝利して
喜んでいたら、車検で負けた
という事案が発生しましたw
インポートカーを取り扱っていると
”あるある”問題が「光軸が取れずに車検が落ちる」
というのがございます。
先日も1台あったんです。
まぁ、ご存じの方も多いとは思いますが
今一度簡単にご説明させていただきます!
まず、輸入車には「ディーラー車」と「並行輸入車」があります。
ディーラー車とは、メーカー直営の子会社や正規輸入代理店の
ルートを経て輸入されたクルマのことです。一般的には国交省の
型式認定を受けているので、車検証の型式欄に「GF-**」とか
「ABA-**」というように記載されています。
大雑把に言えば日本で走ってOKという認定を受けている車
になるということです。
かたや並行輸入車とは、商社や販売店が現地で直接買い付け、
日本に輸入される車両になります。
ということは現地仕様の車をそのまま日本に輸入することになるので
日本に適合した保安基準の検査を受け、合格させなければ国内で
走行させることができません。なので日本の保安基準に適合するように
改造や交換をして車検を取得することが必要になります。
並行輸入車の場合、型式認定をとっていないので車検証の型式欄は
「不明」や「-115-」のようにハイフンが使われているのが一般的です。
ここで並行輸入車に問題が出ます。並行車は現地仕様そのまま
日本に輸入されてきますのでそもそもの仕様が日本国内の適合車とは
大きく違ってきてしまう部分がございます。
それは走行帯が逆ってこと。
左ハンドルの並行輸入車って、当然ですが現地仕様ですのでヘッドライトの
光軸が日本車と逆です。車のヘッドライトには「カットオフライン」
というものがあり、対向車や歩行者に眩しい光が当たらないように作られています。
日本を走る右ハンドル車は、対向車に眩しい光が当たらないように
若干左が明るくなるように設計されています。
【ディーラー車はこの仕様になっているということ】
対する並行輸入車の多くは左ハンドルで右側通行用に設計されています。
つまり若干右側が明るくなるように設計されています。
【並行輸入車は現地仕様ですのでこの仕様ですね】
対向車が まぶしいっ!ってなるんですね。
ここからが問題発生の部分でして2018年まで7月までは光軸の規制は
「ハイビームで光軸をとる」だったのでそのままでもルール上パスできていた
(安全上はよくない)のですが2018年7月以降は「ロービームで光軸をとる」
というルール変更になったので並行車の多くが車検に引っかかるようになったんですね。
これはロービームでもかなり明るいHIDやLEDが当たり前になってきた
という背景があるようです。
そんなわけで、並行輸入車は「光軸アウトで車検に落ちた!」
となる”あるある”の理由になっているのですね。
これの対策として日本仕様のヘッドライトに交換というのが
一般的なんですが高年式のモデルですと純正でLEDヘッドライト
などになっていて片側10万円~15万円なんて金額になったりして
安いからと並行車に金額だけで飛びつくと後から高額の出費になることも・・・
ま、古い車両ですとハロゲンだったり
ライト加工で済んだりするんですけどね。
そんなわけでガレージアール インポート店では
そうしたご相談も承りますのでお気軽にご連絡ください!!
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