車を高く売るためには パート ②
走行距離が〇万kmを超えると査定額が下がる理由【車買取のポイント】
はじめに
車を売るときに、査定士が必ずチェックするポイントのひとつが走行距離です。
「まだまだ走れるのに、なんで距離が多いと安くなるの?」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、なぜ走行距離が査定額に大きく影響するのか、
そして査定が下がりやすい距離の目安について分かりやすく解説します。
走行距離は「車の消耗度」を示す重要な指標
走行距離は、その車がどれだけ使われてきたかを示す分かりやすい基準です。
距離が多いほど、エンジンや足回り、電装系などが劣化している可能性が高くなります。
そのため、中古車市場では走行距離が少ない車ほど価値が高い傾向があります。
査定額が下がりやすい「〇万kmの壁」とは?
実際の買取現場では、以下のような距離が“ひとつの区切り”とされています。
• 3万km… 「低走行車」とされやすく、高評価になりやすい
• 5万km … ちょうど車検を2回終える頃で、査定の分かれ目
• 7万〜8万km … 部品交換や修理のリスクが高まり始める
• 10万km … 大きな節目。相場が一気に下がりやすい
特に10万kmは大きな境目で、
「10万kmを超えると売れないのでは?」と思う人も多いですが、
実際には需要があります。ただし、価格は大きく下がりやすいのが実情です。
走行距離以外に影響するポイント
走行距離が多くても、以下の要素によってはプラス査定になることもあります。
• 整備記録簿がきちんと残っている
• 定期的なオイル交換や消耗品の交換をしている
• 内装・外装の状態がきれい
つまり「距離=すべての評価」ではなく、
どれだけ大切に乗られてきたかも重要です。
高く売るためのコツ
1. 大台(5万km・10万km)に乗る前に売却
2. 査定前に整備記録簿や点検履歴を用意
3. 複数の買取店に査定を依頼して比較
まとめ
走行距離は車の価値を大きく左右する要素で、
5万km・10万kmが査定の大きな分岐点です。
ただし、整備履歴や車の状態によっては高評価につながるケースもあります。
「そろそろ売ろうかな」と思ったら、
大台を超える前に動くことをおすすめします。