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死の恐怖さえ漂う背脂ラーメン

いつもお世話になっております!いつもアナタのことを想ってやまない三郷店のstaff-Sです!



諸君はご存じであろうか?


世の中には命を落とすかもしれないが、その危険を冒してまでも食したいラーメンがあることを。


今回のガレジェクトXは死の危険を冒してまでも食したい衝動を抑えられず、


時には身を亡ぼしかねない。


いや、むしろその高みに到達してしまった以上、身の破滅は避けようがないほどの愚かさ。


愚直なまでにひとつの道を究めんとする、そんな魔力を秘めたラーメンを紹介しようと思う。


刮目して読み進めるといい。


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この激動の時代に舞い降りた、まさに胃袋と鼻孔の奥をくすぐる香ばしい香り、


雪のように降り注いだ美しい背脂を舌で味わい、その目で、耳で、箸を持つ重量感で、


五感をフルに活用しても受け止めきれずなおも有り余るこの衝動。



歴戦の勇者は目の前の敵が強大であれば強大なほど闘争心を掻き立てられるものである。


これは我々の前に立ちはだかる魔力を秘めたラーメン、


いや、”環七ラーメン てらっちょ”という怪物である。

https://gardengroup.co.jp/brand/teraccho/


その強大な怪物に立ち向かった勇者の歴戦の記録である。


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ご覧いただきたい。


名もなき勇者は過去十数年間、一度たりとも”てらっちょ”の事を忘れたことは無かった。


そして休日の度に、事あるごとに、家族不幸が降り注ごうが、自らの体調が優れなくても


怪物”てらっちょ”に戦いを挑むのであった。


勝てない戦いはしない、いや、そうではない。


これは彼のプライドとの闘いであって「愚か」と評したくなるほどに実直で一本気である。


だがしかし、店内の床は積年の積もり積もった油脂でよく滑り、軟弱者を遠ざけるのである。


「もうダメかもしれない」


そんな弱音を吐くことさえも許されず、自らに課したルーティーンを黙々とこなしてゆく。


そんな勇者が魅了された一杯を諸君にご紹介しよう。


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”てらっちょ”のラーメンはその一杯の中に織りなす世界調和の象徴である。


スチーミングなスープの表面に浮かぶ豚脂の薄い膜は、まるで一つの宇宙を形作る星座のようだ。


これは、ラーメンの本質的なエッセンスが、宇宙全体に広がる星々のように広がり、


調和を保っていることを示している。


そして、その脂の薄い層が、食べ手に深い感動をもたらすのである。


スープ自体は、時間と情熱が凝縮された結晶だ。


豚骨や鶏骨を長時間煮込むことで、骨から魂を抽出し、深いコクと風味を生み出す。


その香りは、過去と未来、現実と夢の境界を越え、食べ手を異次元の旅に誘う。


舌に触れた瞬間、時間が止まり、宇宙の全ての謎が解けるかのような感覚が広がるのであった。


そしてスープの上澄みをレンゲですくって口へ運ぶ。


「味がしない・・・だと?」


いや、そうではない。


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丼の底に溜まった醤油ベースのタレを背脂たっぷりのスープと混ぜるのである。


いわゆる”天地がえし”である。


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そうすれば濃い醤油ダレと背脂たっぷりのスープが混じあった状態が


孤高であり稀有な存在、”てらっちょ”のラーメンの真の姿に他ならない。


麺はこの魔法の宴における橋渡し役を果たすのであった。


その太くもちもちとした食感は、食べ手を過去の記憶や未来の夢に連れて行くようで、


麺をすする音は一つのシンフォニーのように響き全宇宙に鳴り響きわたる。


そして物語の最後の章を飾る最大かつ最強のオプションが


”てらっちょ”が推す特製かぶりチャーシューである。


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器からはみ出てもなおその存在感をアピールし続ける凶悪な悪魔。


これほどの巨大なチャーシューは関東随一、いや地球上でここだけではないだろうか。


チャーシュー、メンマ、ネギ、味玉、それぞれが自身の役割を果たし、


それぞれが物語のキャラクターのような立ち振る舞い。


全ての要素が結びつき、完璧な調和を生み出す瞬間、


そのラーメンは真の漢の心を捉え、彼を感動と満足の頂点に導くのであった。



真の漢を極めるためには客として振る舞うのではなく、師匠に稽古をつけてもらう気位で


店に対して謙虚で礼儀正しく、配慮のある態度を持つべきであることを期待しつつ


今回のガレジェクトXは幕を閉じることとする。




単刀直入に言おう、


ガレージアール三郷店は車屋さんです。


https://garage-r.co.jp/shops/misato