HE21S ラパンSS ロアアーム交換

いつもお世話になっております!アナタのことを想ってやまない三郷店のstaff-Sです!


愛車のメンテナンスしていますか?

今回リフレッシュとしてHE21S型アルトラパンSSのロアアーム交換をしました。

足回りの整備はドライビングプレジャーの向上において非常に重要です。

ご自分でされるかたは安全に関わる作業ですので確実に行いましょう。


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車両の安全確保と分解準備:


車を平坦な場所に停め、パーキングブレーキをかけ、輪止めをします。


交換する側のジャッキアップポイントにジャッキをかけ、タイヤのナットを軽く緩めます。


ジャッキアップ後、必ず**リジッドラック(馬)**をかけ、タイヤを取り外します。


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各ボルト・ナットの取り外し:


ロアアームと**ナックル(ボールジョイント部)**を繋ぐナットを外し、プーラーなどを使ってボールジョイントを分離します。


ロアアームの車体側取り付けボルト(前後2箇所)を緩めて外します。


スタビライザーリンクがロアアームに固定されている場合は、そのボルトも外します。


固着がなければ簡単に外れますが、固着しているようならハンマーでぶっ叩くか、


親の仇のようにイジメてやりましょう。


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一緒に取り外すスタビライザーブッシュも新品に。


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ロアアームの取り外しと取り付け:


古いロアアームを車体から取り外し、新しいロアアームを逆の手順で仮組みします。


ナックル側のボールジョイント、スタビリンクを元通り組み付け、ナットを仮締めします。


取り外した20数年経つであろうロアアーム


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メンバー側が多少入りづらいかもしれませんが、そこは気合で。


取り外したロアボールジョイントのふにゃふにゃ具合といったらなんとも情けない。


もっと元気出せよ!!


新品の方はカッチリしてますね。







本締め:


車体側のボルトは、1G状態(車重がかかった状態)


で締め付けないとブッシュに負担がかかり、早期に劣化する原因となります。


ジャッキを使ってアームを持ち上げ、1G状態に近い状態にしてから規定トルクで本締めします。


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作業上の重要な注意点


作業時は必ずリジッドラック(馬)を使用し、安全第一で作業を進めてください。


ジャッキアップのみでの作業は非常に危険です。


1G締め付け: ロアアームのブッシュが圧入されているボルト(車体側)は、


必ず車が地面に着地した状態(またはそれに近い1G状態)で規定トルクで締め付けてください。


ロアアームを交換すると、ホイールアライメントがずれる可能性が高いです。


交換後は必ず専門工場でアライメント調整を行ってください。




交換後は全体的にしっかりした乗り味になり、


ハンドリングもクイックで思い通りのラインをトレースすることができるようになりました。


安心感もアップし、気分的もUP。


これで峠のドライブも楽しさ間違いなし!!



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